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ここここより要所を抜粋。必ずしも関連する発言全てが抜粋されているわけではなく、また一つの発言内でも全ての文が抜粋されているものではなく、さらに抜粋箇所の選定は必ずしも両論に対して公正なものではないのであしからず。(2003.01.18)

山本弘のSF秘密基地・特別室の磁力靴関連の抜粋へ

磁力靴は誤訳?

山本弘 part6

641 :名無しは無意味な夜の女王 :03/01/13 13:47

たしか、あの字幕はキューブリック監督の監修のもと制作されたはず。
当然「Grip Shoes」→「磁力靴」(Magnetical Shoesか?)も分かった上でGOサインを
だしたはずだ。日本人にはその方が判り易いということだろう。
その意味では、これは「誤訳」ではなく「意訳」

極論するなら、日本語版だけは「磁力靴」でも間違いないと言える。
だから「誤訳」をたてに柳田氏を笑った、山本氏の態度はいただけない。

ちなみに柳田氏がそれを、スイッチON,off可能な電磁石だと考えたのは、音を
たてない為。寝ているお客様を起こしては申し訳無いという理由。
「2001年の〜」シチュエーションにこだわらないなら、そもそも永久磁石で
いいはず。建設現場の安全靴として、既に実用化済だったはずだ。
(熟練の鳶職には却って危険らしいが…)
655 :名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/13 14:35
2001年宇宙の旅のことかどうかは判りませんが、こんなの見つけました。

http://member.nifty.ne.jp/c-world/edition002.html
Special Edition -特集- STANLEY KUBRICK

(引用開始)
 キューブリックは徹底的に細部までこだわらなければ気が済まない性格で、
脚本、演出から、美術、音楽、編集、広告まで、果ては日本語タイトルと
字幕スーパーについても注文をつける完璧主義者
ぶり。
(引用終了)

そういう方だったみたいですね。
661 :名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/13 15:07
>>654
キューブリック氏って日本語使いだっけ?
そうじゃなけりゃ誤訳しても「磁力靴」がキューブリック氏
には「Grip Shoes」って単語で確認になるじゃん?
663 :名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/13 15:14
>>661

…ちゃんと英語と日本語両方できるスタッフ見つけて逐一確認したってことだろうね。
gripshoes の部分は会話とかそういうのじゃなくて独立していて、しかも目立つシーンだから、
なんのこだわりもなく「ベルクロ」と「磁力」の違いを見過ごしにするなんてことはちょっと考えにくい。

原作のベルクロスリッパをあえてわかりやすくグリップシューズと改称したように
日本公開版では「床とくっついている」とより平易につたわるように、「磁力靴」としたんだろう。
671 :名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/13 15:37
ディレクターズカット版と本公開版、どっちが誤りか、なんて言ってるに等しいと思う。
監督が認めたんならどっちも間違いでも誤りでも無い。
673 :名無しは無意味な夜の女王 :03/01/13 15:39
山本氏はどうやら私と同世代くらいらしい。
で、この世代のSF(映画)ファンの間では、あの字幕がキューブリック監督の監修
だ、というのは結構有名な話だと、私は思っていたんだがね。

山本氏が、もし知らなかったのなら調査不足の怠慢だし。
もし知っていて伏せていたなら、結局批判相手の柳田氏と同じ事をやって、
彼をバカにしているわけで、誉められたものじゃない。
676 :名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/13 15:43
現在発売されているDVDでは誤訳部分が直っているのはどうなんだろ。
監督没後だから関係ないとか?
それに監督に認められている翻訳が素晴らしいとは限らない。かもだ。
何度推敲しても校正ミスが出なくなるわけでもない。
誤訳じゃないというなら、磁力靴に変えたというようなキューブリックの発言を
見つけなきゃダメだろ。
680 :名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/13 15:53
だから、そのへんは状況証拠なわけよ。

・キューブリックは日本語字幕もこまかくこだわった。
・件の靴のシーンはそれだけで数秒画面に大写しになるほどの比較的重要なもので、見過ごすとは考えにくい。
・ベルクロと磁力はまったく別のものであり、グリップに磁力という意味も無い。
 字幕にこだわりのあるキューブリックは科学用語の翻訳に堪能で、原作をよく知る者を選定したと想像できるが、そういう者が犯す誤りにしては突飛過ぎる。

こういうことを考えて、はたしてあれが「誤訳」でかかれたものかと。
それよりはキューブリックの判断により、より観るものにわかりやすい「磁力靴」と変えたってほうが、つじつまはあうと思うけどね。

「誤訳」だってソースはあるの?
682 :名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/13 15:57
俺も絶対に「誤訳」じゃないと主張する気は無いけどな。
確かに、キューブリック監修は「誤訳」じゃ無かった「可能性」の傍証にすぎない。
しかし「間違いの可能性がある」と「間違い」の間にも、未曽有の大渓谷が横たわっ
ていると思うぞ。

間違いの可能性だけで「誤訳」とするのでは、柳田氏を笑う資格はないと思うよ。
684 :名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/13 16:02
>>680
つまり「ベルクロシューズ」で実際は監督が映画で描いたものを
日本語訳段階でわかりやすくするためあえて「磁力靴」としたということだね
まあ意訳だな。「体を固定するシューズ」って意味にあわせてまったく違う訳を
当てはめたってことだから。

あのころはその意訳でよかったけど後世で「ありゃちょっと意訳過ぎたんじゃ?」
ってことで修正食らったというおちでいいんじゃないかな?
686 :名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/13 16:05
映画で描かれていたものは磁力靴じゃなかったんだけど<意訳に落ち着いてもさ
690 :名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/13 16:10
キューブリックが認めたのなら、あれは「磁力靴」だよ。
実際はベルクロ仕様じゃなくても、設定上そうだからベルクロカーペットなんだろ?
それと同じことで、キューブリックがそう認めて公開したのなら、日本公開版のあの靴は磁力靴になる、それが映画だろ。

「本来」なんてない。どっちにしてもフィクションなんだから。

まったく同じ映像でも、最新DVD版では「グリップシューズ」になる。ただしこれはキューブリックの監修は入ってないけどねw
697 :名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/13 16:32
監修は誤訳じゃない傍証にならんだろ
誤訳じゃないというのなら、なんで今のDVDでは訳が変わっているわけ?
699 :名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/13 16:35
誤訳じゃないとしたら、山本氏の「あれ誤訳」という発言は
翻訳作業に関わったスタッフに失礼に当たるでしょうね。
その点については山本氏は柳田氏を笑う資格がないでしょう。うん。
700 :名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/13 16:35
>>697
山本のように誤訳と勘違いするヤシが多くて、対応がうっとおしいからじゃないの?
719 :名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/13 17:01
だから、誤訳ですと『言っている』ソースを出せってばさ。

最近の改正は、キューブリックの意志は入ってないんだろ?
それこそ勇み足かもしれんぞ。
722 :名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/13 17:07
まず、アメリカ版でも「ベルクロ」だとは画面ではいっさい説明されていない。
ベルクロを映像で表すのは難しいからね。
だから映画ではたんに「固定するための靴」という表現にとどめた。
アメリカ人なら「グリップシューズ」だけでよくても、知りたがりの人が多い日本人は納得させられまいとキューブリックは考えたわけだ。
しかし、ここでグダグダとベルクロについてナレーションいれるわけにもいかない。
そういうことで、すぐに理解されやすい磁力靴にしたと、そういうことでつね。

最近の改正は、当時よりも原作読んで映画を観ようという人が増えたので、整合性をとったんでしょう。
ハヤカワの意向がはいってるのかもしれないね。

812 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:03/01/13 22:31

ところで、こんなの見つけたよ。
http://www.h2.dion.ne.jp/~nagi3/kenkyu2c.html

903 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/14 07:40
誤訳だとかいってる人は、もしキューブリックが全てを分かった上であえて
そういう選択を取っているとした場合、キューブリックのやったことを否定
してるわけだよな。ひでー話しだ。

山本がこんヘンで仰々しく分けてたよな。間違いに見えて間違いでないもの、
わざとやっている間違い、本当の間違い、とね。山本はキューブリックが
演出のためにわざとやってる間違いを、本当の間違いだと騒いでいることになる。
恥ずかしいやつだよな、山本って。
 
908 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/14 07:47
日本語訳の一件は、山本の知識が自分が生み出したものではなく、単なる
受け売りであることを証明するものだ。オライオンがどうたらこうたら、ステーションの
回転速度がどうのこうのといううんちくは英語版でも日本語版でも共通だから、
海外の研究サイトからマメに情報収集すれば得られる知識だ。

一方日本語訳の話しは海外サイトを当てにできない。その結果がこのざまだ。
山本ってのは詰まるところ「ウケウリ君」なんだよね。(笑
 
959 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/14 20:33
まあ、グリップシューズが特撮技術の都合上、スチュワーデスを空中に浮かべて
無重量状態を撮影するのに無理がある。という理由も一つだろうってのは同感だな。
山本氏も一部「こん変」で指摘していた通り、あの特撮は70年代だしね。

だが、あの歩き方を見て判るように、キューブリックがそれらしく見せるように
撮影していたのも事実で、それを悪く言うつもりはないけどね。
 
971 名前:940 :03/01/14 22:03
・"bushbaby"を"赤ん坊"としちまった様にクーブリックのチェックありでも誤訳が入り込む余地は十二分にあった事。
・別段字幕の文字数宣言云々いう場面でもない事。
・公開当時('68)ベルクロ(マジックテープ)は既に日本でもあるにはあったらしい。
 (クラレが'60年にマジックテープの商標で発売とある)
 
あとこれもってるヤシいるかい?
http://www.imageforum.co.jp/magazine/mg-kbrc.html

 
984 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/14 23:33
答え:当時の日本の観客には、磁力靴のほうがわかりやすかったから。

だいたいなぜ原作にある「ベルクロスリッパ」ではなくて「グリップシューズ」なのかってのを、もう少し考えてみたまえ。
キューブリックはこの時点ですでに「変更」しているのだよ。
あの映画に出てくるのは「グリップシューズ」であり、ベルクロが使われているなんてのは「設定を読む」でもしなきゃわからないのだ。
それでもアメリカ人ならピンと来るのかもしれない、なぜならすでにベルクロ製品が一般的だったからね。

当時(今もだが)、日本に「ベルクロ」という名称は浸透していなかった。
日本で有名なのは「マジックテープ」だが、開発されたのが1960年でも一般に少し知られるようになったのが新幹線開通時の1964年、
しかし、68年の時点ではベルクロ社の特許が残っていたため「ベルクロとはマジックテープのことです」とは説明できなかったのだ。
訴訟大国アメリカ、いかな日本でのできごととはいえ、この手のことにクレームがつくのが予測できた。
パンフレットなんかでベルクロや面テープなどと書いてもつたわらない、マジックテープの名は使えない。
なんの説明も無ければ、無重力で歩ける状態を観客は奇異に思うだろう。

そういうわけで、次善の策として「磁力靴」ということにしたのだよ。たぶんw

参考 面テープの歴史↓
ttp://www.ohmotokk.co.jp/maji-2.htm

山本弘 part7

49 :名無しは無慈悲な夜の女王(本人) :03/01/15 07:30
山本板に書き込んだものです。

『誤訳vs意訳』今回の争点はあくまで「山本氏の言葉づかい」だと思います。
某所に丁度いい、昨日未明時点くらいの議論のまとめがあったので転載します。
(引用開始)
「無論、断定は出来ないが、あの『磁力靴』という日本語訳は
 キューブリック監督公認の可能性が高い。
 山本氏の『誤訳』発言は、ちゃんとした裏付けがない限り
 翻訳作業に携わったスタッフに失礼に当たるだろう。」
(引用終了)
今回、失礼な相手が批判相手の柳田氏だけでなく、翻訳スタッフにまで広がっ
た為にアンチはおろか、一部ファン(某掲示板で表明している方もいますし、
私もどちらかと言えばファンです)の反発まで買っているのだと思います。

当然、映像に登場したのは『ベルクロスリッパ』(Grip Shoesは商品名 或いは
メーカー名だったはずです)以外の何者でもありませんし、去年から続く磁力靴
論争にも影響は全くと言って良いほど無いと思います。
柳田氏批判においても、本筋を変える必要は無いでしょう。

あくまで「言葉づかい」なのです。だから山本氏が「いいや、俺は『誤訳』で
いいと思ってる」とおっしゃるなら、それだけのことでしょう。
当然、それによる批判もあるでしょうが、「言葉づかい」に関する批判は今まで
もあったわけですからね。仕方がないことでしょう。
 
170 :名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/16 02:37
意訳というのは「原文の言い回しにとらわれずに同じ意味になるように翻訳する事」なんだから
「同じ意味に訳するのが当然」という主張に対する反論になってませんけど。
 
172 :名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/16 02:42
>>170
「同じ意味」とはどれくらい「同じ」意味なのだね?(笑
グリップシューズと磁力靴が違う意味というのはあんたの主観だろうね。
床にくっつく靴ということを表現することだけが目的ならどちらも同じだ。
そしてキューブリックはそれが2001年の日本語版の訳として相応しいと考えたわけだよ。
 
236 :名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/16 07:25
10年後のリバイバル公開において、ブッシュベイビーは修正されたけど、磁力靴は修正されなかった。
その「事実」を、もう少しちゃんと見据えたほうがいいね。
監督や当時の関係者が誤訳だと考えていたなら、その時点で変更されない理由が無い。
「グリップシューズ(マジックテープ使用)」ってテロップにすることもできたのにね。

はたして、本当に「有名な誤訳」だったのか?
小説と映画両方みたヤシの一部がそう思い込んだだけじゃないの?
 
248 :名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/16 13:12
改めて見ると「間違う」と「間違える」って微妙に意味が違うんだね。
今まで気付かなかったよ。…勉強になるなあ(w

・「間違い」には「正しくない」という意味がある。
・「間違い」とは「間違える」という意味である。
・「誤訳」とは「間違えた」「訳」である。

・よって「誤訳」とは「正しくない」「訳」という意味である。

…こういう事かな?
屁理屈の典型を見ているようだ。山本さんて、本当に日本人???
 
251 :名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/16 14:06
ネット上の論争が終局に達した事を表す現象は、参加者が国語辞典を
引いて日本語を定義し始める事だと、昔聞いたな。
それ以外にはもう有効な反論が無くなったから、そんな事をするのだと。
 
252 :名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/16 14:13
You are my density(destiny).
君は僕の運転(運命)だ。

これも誤訳だ。誤訳と言われないためには
このように訳さなければいけない。

君は僕の濃度(運命)だ。

…アホか!?
 
257 :名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/16 15:03
>>252
それも山本流に言えば「誤訳」だよね。
「density」のどこにも「運転」なんて意味は無いもの。

前に誰かが例に出した「yellow face」→「青ざめた顔」なら「意訳」かも知れ
ないけど…いや、山本の事だから「yellow」のどこにも「青ざめた」なんて
意味は無いとか言い出すかな。
 
261 :名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/16 17:59
>>247
ワラタ。まるで海豚を海にいる豚というようなもんだね。山本こそ屁理屈の王様だ。

あれは意図した誤訳はやっぱ意訳だろうね。
http://www.bekkoame.ne.jp/~horigami/jimaku/faq.html
 
282 :弓ム(15才) :03/01/16 20:55

刑事コロンボの原題は”Lieutenant Columbo” 直訳すると「警部補コロンボ」
もちろん、警察組織には刑事以外にも警部補はいるので、警部補=刑事ではない。

また、吹き替え版では劇中で「警部」と呼ばれているが、「警部」などではないのだ。
明らかに、元の言葉と意味を変えている。正しくない。

そう、なんと「刑事コロンボ」シリーズは、何十年も誤訳を放置したまま放映を続けてきたのだ!

これは視聴者を舐めている。正しい訳を使わない翻訳者やテレビ局の社員は頭が悪い。
みんな刑事モノドラマを愛しているなら、こんな作品にはNOと言おう! 観ないようにしよう!

それが本物のファンだ!!
 
312 :名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/16 22:42
映画字幕は翻訳ではない
http://www.sho-seminar.ac/nagisa/eigajimaku.html

山本はどうやら戦争論と同じ過ちを重ねたようだ。自分が詳しくない分野にしたり顔で口を挟む。
山本が詳しい分野は実はすごく狭いのだが、最近本人が「大抵のことは自分の方が詳しい」と
勘違いし始めたようだ。早くも老害に蝕まれてしまったようです。合掌。
 
327 :名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/16 23:39
翻訳者が分かっててやってる訳と翻訳者自身が勘違いしてる訳を「誤訳」で一括りするのは
どう考えても変だ。山本一味は日本語の破壊を企んでるな。
 
355 :名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/17 02:36
自分が訳す立場になれば分かると思うんだけどね。
Dr. Strageloveは固有名詞だ。いくら何でもこれを間違える人が翻訳の仕事をしているわけがない。
しかし同時にStrangeloveの意味「異常な愛情」が作品を表現する重要なキーになっている。
元の作品ではタイトルが博士の名前と作品の内容を同時に説明する役割を担ってる。ところが
「ストレンジラブ博士」と訳してしまうと、「ストレンジ」の意味が分からない日本人にとっては
それが分からなくなるわけだから、元の作品に対するタイトルの役割と日本語版に対するその
タイトルの位置づけが変わってしまう。かといって博士の名前を「異常愛太郎」とするわけにも
いかない。タイトルに「注)博士の名前、ストレンジラブには異常な愛情という意味があります」
と注釈をつけても読んではくれないだろう。小説をこれから買おうとしている人、映画をこれから見ようとする人の
多くは注釈まで見ないだろうから。

ところで日本語の「の」は同格を表す場合がある。「山本の著作」と言う場合もちろん「山本」=「本」ではない。
しかし「トンデモ本の世界の著者の山本」の場合「トンデモ本の世界の著者」=「山本」は等しいのだ。
これと同じように「博士の異常な愛情」を「博士」=「異常な愛情」と解釈することができる。
英語でも2つの単語を並べて同格を表すことがある。「USA President George Bush」の場合「USA President」=「George Bush」
なのだ。「Dr. Strangelove」も「Dr.」=「Strangelove」なのである。したがって日本語でも英語でも同格を
表しており、誤訳ではないのだよ。

 

 

山本弘のSF秘密基地・特別室の磁力靴関連の抜粋へ