[ 志水一夫 ] [ 志水一夫問題連絡会 ]
背景 †
- 宜保愛子: 霊能者。テレビ出演など多数。
- 大槻義彦: さまざまなオカルトを批判。宜保愛子の攻撃に注力。一時期ジャパンスケプティクスの副会長だったが一連の騒動で辞任。
- ゆうむはじめ: Mr.マリックの超魔術の暴露本を出す一方で、「宜保愛子・霊能力の真相」で宜保愛子の霊能力のメカニズムを解説。そのため彼にとっては宜保愛子の霊能力がインチキであっては都合が悪い。
- 志水一夫: ゆうむはじめと共著があり、交友関係がある。自分の属しているジャパンスケプティクスに後から入ってきた大槻義彦が副会長になったのが面白くなかったらしい。と学会所属。
- 皆神龍太郎: ジャパンスケプティクスとと学会に所属。志水一夫との共著あり。
- ジャパンスケプティクス: 超常現象に対して科学的な目で検証していくことを目的に設立された団体。しかし一連の騒動で活動は縮小。
大槻義彦サイド †
大槻教授の反オカルト講座 p.41「宜保愛子批判で筆者が受けた「生き霊」飛ばし」から
最初は怪文書で始まった。なんと、私の家内の名を差出人としたニセ手紙が各マスコミに流されたのだ。
その次にはこともあろうに「東京地検」からの発信であるかのようなファックスで同じような怪文書がマスコミに流された。
宜保愛子側しか知り得ない文書のコピーが同封されていた。
次の手口はもっと悪質であった。「大槻は実験装置の取り込み詐欺を行い、
近く取り調べをくける」との内容でマスコミにファックスを流された。
こには流した本人の電話番号が記されていた。(注:名前と連絡先が記された文書を通常は怪文書とは呼ばない。
大槻教授には、この文書を「怪文書」とすることによって、世間の目から遠ざけたかった理由があると思われる。
その理由は、このページの後半であきらかになる)
しかも驚いた事に、このファックスを真に受けて私に取材もしないでそのまま記事にした新聞
(注:夕刊フジ 日刊ゲンダイ 東京スポーツなど)があった。
実験装置の支払いに関しては研究費の都合上、数ヶ月遅れることはあっても、
こともあろうに「取り込み詐欺」などとんでもない言い掛かりである。
このことがあってからすでに1年半、どの会社からも支払い遅れの苦情は来ていない。
(注:なぜ苦情がこなかったのかは、このページの後半であきらかになる)
この夏(1995年11月)、数人の男に私のマネージャーが呼び出された。
「大槻は出入りの修理業者からバックマージンを受け取っている。
このことを大学の総長と共産党(!)に言いつけてやる」というものだった。
それがいやなら何とかしろ、つまり金をよこせという意味らしかった。
2年弱に渡る嫌がらせ電話も続いている。特に許せないのは大学の教授会メンバーに
対して「大槻を辞めさせろ」という電話攻撃である。
大槻教授の反オカルト講座 p.142「「科学評論家」という肩書きのナンセンス」から一部抜粋
オカルト秋山某が「大槻の物理の本は間違っている、と知り合いの科学評論家が言っている」と大声で叫んだ。
その人は一体誰だ!?「ジャパンスケプティックスの会員でもある!」。ははあ、それならあの人だ。
最近(2000年5月)「ムー」の誌上では「オカルト文献研究家」と自称しているSのことだ。
たしかにこの男、かつては科学評論家を名乗っていたことがあり、ジャパンスケプティックスにも潜り込んでいた。
しかし彼は科学のカの字も知らない。もちろん大学は文科系らしい。
宜保愛子バッシングの時には宜保側につき、私らに裏で悪いいたずらをした。
電位傾度計の製造会社に出かけ、エンジニアに面会、大槻研究室の内情を聞き出そうとした。
あげくマスコミ各社に「大槻教授、電位傾度計の取り込み詐欺」というファックスを流したのだった。
それを真に受けた東スポは大きな活字で報道した。
http://nova.scitec.kobe-u.ac.jp/~matsuda/psudo/sinchou.html
Japan Skepticsで取り上げられた問題のひとつとしてテレビの宜保愛子番組があった。
当時の副会長であった大槻義彦早稲田大学教授が雑誌などを通して、
テレビの番組を激しく批判したことを覚えておられるかたもいられるであろう。
大槻教授を含む Japan Skepticsの有志は、宜保氏がアンネフランクを霊視するというテレビ番組に抗議したが、
テレビ局からは納得ある回答は寄せられていない。
大槻教授は「宜保愛子研究会」を作って宜保問題を研究しようとした。
しかし一部の宜保擁護者が、研究会をいわば占拠した。
そして、大学総長や教授に大槻教授の悪口を言ういやがらせを行ったので、
大槻教授は嫌気がさしてJapan Skeptics自体をもやめてしまわれたと聞く。
注)この「研究会を占拠した」一部の宜保愛子擁護者とは誰だろうか。Japan Skeptics内の研究会なのだから、それが出来る人間はJapan Skeptics内の人間なのだろう。となるとその中に志水一夫が当然含まれているのだろう。Japan Skepticsの中に立場が異なる人間がいることは悪いことではない。時にはそれが団体の健全性の指標ともなる。しかし異なる立場の人間の研究活動を妨害するような行為を行なう人間は、研究団体に名を連ねる資格はないのではなかろうか。
http://nova.scitec.kobe-u.ac.jp/~matsuda/syohyo/gibo.html
また早稲田の友人によれば、宜保シンパは早稲田の総長や教授に大槻教授にたいする嫌がらせの電話をしているそうだ。
こうなると、宜保シンパというのは、しばらく以前にマスコミを騒がした新興宗教のようで気味が悪い。
だが逆に、大槻シンパが宜保番組の構成を担当している人物にいやがらせの電話をかけつづけていたというから、どちらも似たもの同士で気味が悪い。
志水一夫サイド †
これに対して志水一夫が発行するメルマガ志水一夫のトンデモ超常ウォッチング『ここだけ の話』第6巻第2号2004年12月31日で次のような反論が載っている。
大槻義彦著 『大槻教授の反オカルト講座』 (ビレッジセンター出版局、2004)
142ページ以下に登場する 「悪いいたずら」 をした 「S」 氏なる人物は、明ら
かにわたくし志水一夫を意識して書かれているものと思われ、事実一部の掲示板等
でもそのように取り沙汰されているようですが、これはまったくの人違いに基づく
ものであり、記述内容にも重大な事実誤認があります。
皆様には、どうかそのようなものであることをご記憶いただけますよう、お願い
申し上げます。
なお、この件については、当該記事が 『噂の真相』 誌に掲載された際に、「と
学会」で話題にし、と学会 『と学会年鑑2002』 (太田出版、2002) 212ページ以下
に傍証資料と併せて収録されていますので、詳しくはそちらをご参照いただけると
幸いです。
と学会年鑑2002の当該箇所を要約する。まずあまり本題とは関係ない事柄。
- 「ジャパンスケプティックスに潜り込んでいた」と過去形になっているが、現在も会員である。
- ファックスを流したのは自分ではない。
- 「大槻義彦の物理の本は間違っている」と指摘したのは自分ではなくMである。Mが皆神龍太郎か否かはノーコメント。
- 「物理の本の間違い」とは「UFO解明マニュアル」のこと(「寿命千年の宇宙人が光速で地球にやってくるとすると、半径千光年の範囲の星となる」という記述はウラシマ効果を無視したものである)。
- 大槻義彦は自分に反対する人は全て志水一夫または宜保愛子女史の手先だと思っておられるかのようであり、まるで自分を犯罪界のナポレオン、モリアーティ教授のごく扱って頂いて光栄である。
次に核心部分。この部分は「友人からのメイル」と志水一夫自身の文章とで構成されている。先ず「友人からのメイル」の内容。これは大槻義彦のコラムを読んで志水一夫に同情するスタンスで書かれている。原文は話が飛んでいるので意味がよく分からない部分もあるが、そのまま要約した。
- 製造会社とはC防雷(株)のこと。
- 出かけたのは自分である。
- たまたま別件で訪れたところ「大槻教授の研究室に150万円の未納代金があり、1年間ほったらかしで困っている。教授の知り合いに伝えてほしい」と社長から依頼があった。
- 噂の真相の文章の「エンジニア」とはK社長のこと。1993年のことである。
- 「Aと名乗る人物」は教授の高校時代の同級生で中国人留学生斡旋の詐欺で、新聞に載っていた。朝日新聞の「青えんぴつ」のコラムにもでていた。
- マスコミにファックスを流したのは自分ではない。
- ファックスに絡む話で思い出すのは「宜保愛子の火の玉写真の和解金2000万円領収書」の怪ファックスの件である。
- 志水一夫は大槻義彦を名誉毀損で訴えるべきだ。
次に関係者の証言、及び、志水氏の文章
- 年間研究費が千万円単位であるC防雷にとって150万円は会社の経営に支障をきたすようなの大金ではなかったが、大槻教授に「テレビで使うから」といわれて作った実験機材を、教授はいつまでたってもとりに来ず、1年以上が経過。保管するにしてもそこそこ大きな物だったので、スペースをいつまでも確保するのはムダであるため、大槻教授に一刻も早く引き取ってもらいたいと思っていたようだ。だがしかしいくら連絡を取ろうとしても音沙汰がない。そこでまわりにいる人たちになんとかしてもらおうと話しをしていたのが各方面に伝わったとみられる。ではなぜもっと強く大槻教授に実験機材の引き取りと代金の請求をしなかったのか。それはC防雷の顧問である物理学会の重鎮の先生の紹介で大槻教授の実験機材の製作したため、社長は150万円の代金回収不能より、重鎮先生の顔をつぶすことを恐れていた。日本の学会は非常に狭いため、重鎮先生を怒らせたら何があるか分からない。中小零細企業の悲しい現実だ。そうした状況を何も知りもせず、誰からも何も言ってこないと開き直って、逆に攻撃していた大槻教授という人物のなんと世間知らずで小さな器よ。。。これが悲しい日本の学者のレベルである。
- かくして取り込み詐欺という表現はともかく、怪文書に書かれていたこと自体は全くの事実無根ではない。
- 問題の怪文書には、C防雷の件、Aの詐欺事件の他にもう一つあったが、なぜか大槻義彦は言及していない。これは事実なのかもしれない。
- Aの詐欺事件とは、教授がAに使用を黙認していた「早稲田大学火の玉研究室」の肩書きの名刺を用いて、中国人留学に早稲田大学への架空裏口入学斡旋を持ちかけたものである。大槻教授が怪文書と呼ぶ文書には、どうやらこの大槻教授の知人が勝手に使って詐欺を働いたこの「早稲田大学」の名刺のコピーがあったようだ。この件に関しては学内で問題となれば大槻教授は非常に微妙な立場に立たされるため、ことさら必要に「怪文書」と怪文書の送信者であるとされる人物を攻撃し続けたものと思われる。
- 「UFO解明マニュアル」を「物理学の本」というには難がある。
- 志水一夫はたびたびこの本を「先達の研究成果を無断引用している」と非難しているが、この本はUFOに少々詳しい人間にとって常識的な事柄を一般人向けに紹介した超入門書であり、無断引用・転載という話にはそぐわないように思う。そも無断引用された当人が怒るなら分かるが、志水一夫が横やりを入れるのはおかしいのではなかろうか。
- ウラシマ効果を考慮するのであれば「光速で」という単純に話にはならず「光速の99%で」等の細かな前提を導入しなければならない。さらにどのような加減速をするかも宇宙船内の時間に影響する。コールドスリープなどの可能性も無視できない。これらのことから分かるように、この箇所はかなりおおざっぱな話をしているのである。文章の目的や性質を無視して一律にどの箇所にも厳格さを求めるのはおかしいように思う。
- メルマガに「傍証資料と併せて収録」とあるがそれに相当するものはと学会年鑑2002には見あたらない。しいて探せば前記の「友人からのメイル」ぐらいである。しかし文章からこの友人は極めて志水一夫に近い位置の人間のようであるから、身内の証言が傍証となりえるかは疑問である。
参考 †
ウィキペディア 宜保愛子から抜粋
- ゆうむはじめ 『宜保愛子・霊能力の真相』(霊能は脳のメカニズムで説明できると解説)
- 大槻義彦 『疑惑の霊能者 宜保愛子の謎』(科学者の手によるけっして科学的ではない批判書)
- 志水一夫 『宜保愛子イジメを斬る!!―オカルト論争解明マニュアル』(大槻教授の批判の仕方を批判する一方、彼女の霊能にも疑問の目を)
- 皆神龍太郎他『新・トンデモ超常現象56の真相』(ロンドン塔霊視が下調べに基づくものであったことを立証!)
なおこのウィキペディアの記述自体、多分に志水一夫寄りの記述に偏っている印象を受ける。記事を執筆している者のうちkadzuwoとは志水一夫であり、自著の紹介文を自分で記述していたりする。本人は「大槻教授の批判の仕方を批判する一方、彼女の霊能にも疑問の目を」目指していたのかもしれないが、下記のような評価もある。
http://nova.scitec.kobe-u.ac.jp/~matsuda/syohyo/sceptics2.html
本書の前書きをオカルト・ファンを自称する大槻ケンヂ氏が書いているが、
そのケンヂ氏をして「そこまで言わんでもいーじゃない」と辟易させるほど、
著者の志水氏の大槻攻撃は、ケンカ腰である。
「オカルトファンの僕が引いちゃうんだから、たまたま本書を手にした世間の人々は、
さらにオカルトに対して引いちゃうんじゃないだろうか?」
「オカルトって何かやな世界だなあ」このケンヂ氏の印象が本書の印象である。